心理セラピーの解説ブログ

順番に記事を読んで頂くと解説がつながります

⑨心の仕組み(2)【現実を苦しくするトラウマの現象化とは?】


トラウマが現実を苦しくさせる

もう一つのパターンについて解説します。

 

【現象化】

大きなトラウマを持っていると、大きな負の感情のエネルギーを持っていることになります。

そのエネルギーが、現実に投影されます。

これを【現象化】と呼んでいます。

トラウマに関連する似たような事を人生で繰り返し現象化します。

例えば

「幼少期に親に安心させてもらえず、説明も受けずに混乱していたトラウマがある人は大人になっても、しごと等で混乱状態ななります」

「親子関係が上下関係だった人は、大人になっても人間関係が、上下関係だったりします。」力関係で上にも下にも

「いじめられっ子は、環境を変えてもまた、いじめにあってしまう現象が起きます。」

「身内が亡くなった事を受け入れないトラウマがあると、夢に毎度出るという現象化もあります」

「愛情不足だった人は、大人になっても愛情が不足している経験を現象化します」

 



これがクライアントさんの悩みの原因がトラウマであり、癒す理由の2つ目です。

このパターンもトラウマ(抑圧した負の感情)を癒す事で、現象が起きなくなっていきます。

 

ここまでがトラウマを癒す必要性の話でした。

次の記事では、【本来のエネルギーを取り戻す話】をしたいと思います。