トラウマ(特に幼少期)とは…心の傷になっている記憶(負の感情がついた記憶)
※負の感情とは、不安、恐怖、悲しみ、怒り、みじめさなどネガティブな感情
①トラウマがあると、負の感情を感じたくないために、自己防衛をします。
※自己防衛とは、自分を守るために身につけた自分ルール集みたいなものです。
(※専門用語ではエゴといいます)
例えば
「親の言うことを聞く」「ルールに従う」「他人を優先する」→「言いたいことを言わない」「感情表現をしない」
「他人のお世話をする」→他人優先の自己防衛
「他人と比べて、負けないよう頑張る」「他人に搾取されないよう、先に攻撃する」
→競争、戦いの自己防衛
「よく思われようとかっこをつける」→他人の評価で動く自己防衛
「悪者にされないため被害者でいる」→弱者の立場にいる自己防衛
「人に騙されないよう、人を疑う」→人をジャッジする自己防衛
などなど、人それぞれ色々あります
②自己防衛は、他人に対処するため、自己犠牲が必ずセットになってます
不安ならば安心させようと自己防衛が働きます。
ここで、自分の本音を抑えて 他人に対処する自己犠牲が発生します。
辛いけど、一瞬の安心感のために「辛くてもいいから安心をとる」という取引をしてるのです。
結果、安心するのは一瞬、辛いのは続くパターンを人生で繰り返してしまう事になります。
大きすぎるトラウマを持っていると、過度に自己防衛します。
我慢の限界が来た時に【パニック障害】や【うつ症状】を起こします。
過度な自己防衛が、人生の生きづらさや、悩みの原因です。
しかし、頭でわかっていても無意識にやっているのでやめられません。
③自己防衛の原動力はトラウマ
もっと言えば、トラウマについた抑圧している負の感情です。
原動力を減らすことができれば、過剰な自己防衛をしなくなっていきます。
これがクライアントさんの悩みの原因がトラウマであり、癒す理由です。
次の記事では、もう一つのパターンを解説します。